カテゴリ:ライブラリー( 40 )

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先日の記事の『名前』の部分の補足です。

ブックトークの会は無事に終わりました。
すごいなと思うのは、アイルランドの昔話やハイチの昔話にも、ドイツのグリム童話、そして日本の昔話にも同じように『名前』に重要な意味のある昔話が存在していたんですね。

中でも『ゲド戦記Ⅰ影との戦い』
これは昔々に読んでいたのですが、この中でも名前に重要な意味があるということを知って、もう一度最初から読み直してみました。

d0010900_205201.jpg「影との戦い―ゲド戦記Ⅰ」 アーシュラ・K・ル=グウィン 著/清水真砂子 訳 1968年 米国初版 

アースシーという多島海世界に、生まれながらに魔法の才を持った少年ゲドがいた。
魔法の修行をするうちに、慢心と驕りから「死の影」を呼び出してしまう。
そして、その死の影と対峙するという話なのですが、
そこで名前。
この時代は本当の名前を知られるということは魂を抜かれると同じことだったようで、みんなが通称で呼び合っていました。
ほかにも、例えば石に魔法をかけるなら、その石の本当の名前を呼ばないと魔法をかけることができないというように、魔法を使うためには全ての本当の名前を知る必要があったようです。

ゲドは、自分が呼び出してしまったその死の影を恐れ、大切な魔術の師の命を犠牲にしながら、なおも逃げ続けます。
ところがあるとき、彼は、この死の影をそのままにしておくことによってたくさんの人々が犠牲になることの危機を理解し、影と対峙する決心をしたのでした。

影と向き合うという揺るぎない覚悟と決心を持って、いよいよゲドは命がけで名もない影を追い詰めていきます。
そして、とうとう向き合ったとき

ゲドは影を抱きしめて、その名を呼ぶのです。


「ゲド」



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by angelglobe | 2012-08-11 22:16 | ライブラリー

京都と崇徳上皇と

今日は朝のうちは曇っていたのですが、お昼ごろから霧が町中を覆っていました。

ここ数年間、愛読させていただいているミカエルたんたんさん「祟り神とわたし 2012」
を受けて、思い出した話があったので、ここでまとめてみます。

昨年の2月の節分にちなんで小学生高学年対象に「鬼」テーマでブックトークを考えていました。
その前月のたしかお正月のたけしさんの特番で「明治天皇は祟り神を味方につけた」というところを思い出し、繋げてみようと思ったのです。

d0010900_2222523.jpgブックトークのタイトルは「ちょっと大人な鬼しらべ」、日本史の中から「鬼」を調べていきます。特に平安時代末期、鎌倉時代あたりから「鬼」や怨霊、妖怪が物語や歴史書に登場しだし、アジアでは「九尾の狐」(これは子供たちのほうが詳しい^^;)という妖怪が、各国の王の后になり、国を滅ぼしていきます。しかし、それが日本に来ると、玉藻の前となり鳥羽上皇の寵愛を受けて上皇の命を滅ぼしてしまうのですが、残念ながら日本の那須において仕留められ、殺生石になったというお話は有名です。


d0010900_2225637.jpgその時代、鳥羽上皇の第一子第75代天皇 崇徳天皇は、不遇な天皇で、保元の乱の後、罪人として讃岐に流されてしまいます。
それを苦にして、怨霊となり日本という国と天皇に呪いを、それは天皇の力を失墜させる末代までの呪いだったのですが、これについては「雨月物語」の―白峯―に書かれています。
その後、武士の時代、戦やら、天災やら・・戦乱、混沌の時代が幕を開けます。

それで、たけしさんの番組の中の「明治天皇は祟り神を味方につけた」の事なのですが、
怨霊となったと言われた崇徳天皇の御霊を京都に帰して手厚く葬ったのが明治天皇で、現在の京都「白峯神社」の片隅に、ひっそりと祭られています。
というような、ザックリとしたまとめですが、だからどうして怨霊が味方なのかってことで、
う~ん。

  * * *
昨年から用事で、日帰りで京都へ行くことが多くなったのですが、昨年の夏休みに一度、御所の近くのホテルに泊まって京都をブラブラしたことがありました。

何箇所か行きたい所は決めていて、その中に白峯神社も含まれていたのです。
御所からは歩いて行ける距離のはずですが、なかなか到着しない、そこで近くで聞いてみると、全く逆方向へ行っていることがわかり、あきらめてタクシーで下賀茂神社へ行くことにしました。
もともと私は方向音痴なのですが、ひょっとして京都の中心の磁場が・・・なんて(笑)

下賀茂神社は、運よく「みたらし祭 」の最終日で、御手洗川の中を歩いて穢れを祓いました。その後、サンタマリアノベッラでランチして、買い物をして帰りました。

本のお話から旅話になってしまいました。
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by angelglobe | 2012-03-18 23:07 | ライブラリー

キューバの力

今夜は満月ですね。
雪の後の星空で、オリオン座と並んで、きっぱりとした月が煌々と光っています。


以前、調べ学習のサポートをしていたとき、世界の教育事情を調べる手伝いをしていて、意外に思うことがありました。

高学歴の上位国がチリだったのです(高学歴がいいってことじゃないよ)。
調べてみると、チリは国が破綻した頃で、国を立て直す人材を育てる意味もあって、大切な子供の教育費を無料にしている事がわかりました。

その後、世界の農業を調べていてキューバという国に目が釘付けになったのです。
キューバが経済危機にあった頃、農業は化学肥料や農薬を輸入することも出来なかったため、苦肉の策で、自国で賄える有機無農薬農業に切り替えたところ、それが、なんと近隣諸国でも評判になり、輸出するまでになったそうなのです。

その他、医療費はタダ、教育費も幼稚園から大学までタダ。ピザテストでフィンランドが世界の教育のお手本だったのですが、今やキューバは、それに肩を並べるほどになっているとか・・・・

教育は、金銭の介在なく、全ての学びたい子供たちに平等に与えられるべきでしょう。そして、それがいずれ国を幸せにする若者を育てていくことになる。(もちろんお金のためではなくね^^)

吉田太郎さんのリポートの本です

国が破綻するまで人間は気付かない。
そして、破綻後、大切なものが何かに気付いた国だけが、立ち直れるのかな・・・

農業・教育・医療、これが大きな柱、これをどうするか、どう変えていくかで、これからの国の存続が決まるのではないだろうか・・・そんなことを考えていました。

これは、他人事ではない。
我々の視点、意識、行動によって達成していくことなのだと思います。
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by angelglobe | 2012-01-08 21:28 | ライブラリー

あんなこと、こんなこと

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お正月休みに、見たDVDですが、、
いずれも、そのユルさには、はまりますね~




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今日、映画、みてきました。

あした、「POOL」を借りてこようと思います!
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by angelglobe | 2011-01-08 23:33 | ライブラリー

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エンジェル・イン・マイ・ヘア 
          天使は いつも あなたのそばに   ローナ・バーン/著   壁谷 さくら/訳


本との出会いというのは、まるで見えない糸に導かれているようだと思うことがあります。

久々に一気読みして、けれど終わってほしくなかった本でした。
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by angelglobe | 2010-11-22 23:10 | ライブラリー

共感覚

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マンゴーのいた場所    ウェンディ・マス 著 / 金原 瑞人 訳



「マンゴーのいた場所」のテーマは『共感覚』と『ペットロス』。何年か前にも、この本については触れましたが、今回は共感覚にまつわるお話しを。






Aさんは、回復期にある女の子です。
たった10分ほどの時間でしたが、お話しする機会があったので、オーラソーマボトルをザッと選んでもらいました。
選んだ色にマジェンタピンクが目立ち、直観的に゛見える子゛だと感じたので聞いてみました。


私   『見えないものが見えたりする?』
Aさん 『いいえ・・』
私、変なこと言ってるのはわかっていますが、めげずに
     『たとえば、音を聞くと色が見えたりする?』
Aさん 『はい・・』

10分ほどじゃ何もわかるはずないけれど、人と違っていることに気付き始めて苦しかったんだろうな・・と思いました。

私  『それ、変なんかじゃないから。スペシャルな能力だからね!』と。

それで、『読んでみるといいよ』と勧めてみたのが、この「マンゴーのいた場所」だったのでした。


(※注:マジェンタピンクと共感覚は関連性がありません。)
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by angelglobe | 2009-12-08 14:09 | ライブラリー

9月ですね^^


夏の間に3冊ほどの本を読もうと思っていたのですが、どれも読み終えることができずに9月を迎えてしまいましたよ^^;

・一冊は 
「ホ・オポノポノ奇蹟の原点カフナの秘法」 マックス・F・ロング/著

・もう一冊は
「楽園のしっぽ」 村山由佳/著

・それと

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 聖母マリアからのメッセージ / 菊谷泰明 著 



※(参考)ファティマの聖母マリアご出現の詳細

  ※聖母出現
  私はクリスチャンではありませんが、興味深い内容です。
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by angelglobe | 2009-09-03 14:49 | ライブラリー

沈黙の春

バイカイカリソウ
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レイチェル・カーソンが『沈黙の春』を書こうと思ったきっかけは、
1958年1月、友人のオルガ・オーウェンズ・ハキンズから届いた手紙でした。
そこには、彼女が大切にしている小さな自然の世界から、生命という生命が姿を消してしまったと、悲しい言葉が書きつづられていました。

そして、1962年『沈黙の春』は出版されました。
今から50年ほども前の事だったのですね・・

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by angelglobe | 2009-05-07 23:15 | ライブラリー

お金のいらない国

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―お金のいらない国―    長島 龍人 著   ネットワーク『地球村』
<あとがきより引用>
お金がなければ生きていけないと多くの人が思いこんでいるこの社会。しかし本来、動物は、空気と水と少しの食べ物があれば生きていけるはず。紙切れや金属でしかないお金が、人間が生きていくのに必要なわけがありません。しかし人間は、お金がなければ回っていかない社会を作り、そのお金を奪い合うことによってたくさんの苦しみ、計り知れない犠牲を生み、かけがえのない地球環境まで破壊しつくそうとしています。

お金のない社会・・・理解していても想像がつかなかったけれど、この本で具体的にイメージすることができました。





―お金のいらない国 2 結婚て?家族って?―  長島 龍人 著   ネットワーク『地球村』
―お金のいらない国 3 病院の役割は?―  長島 龍人 著   ネットワーク『地球村』
―お金のいらない国 4 学校は?教育は?― 長島 龍人 著   ネットワーク『地球村』

以上、既刊。
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by angelglobe | 2009-04-24 15:00 | ライブラリー

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なんだか、頂き物をすぐにネタにしてしまう自分が浅ましく思いますが、
これ、職場で頂いたイギリスのお土産のターキッシュ・ディライトというお菓子です。

d0010900_21433893.jpg頂いたときに教えてもらったのですが、あの衣装ダンスを通って壮大な冒険の旅に出るという「ナルニア国ものがたり / ライオンと魔女」の映画(私は、まだ見ていません)の中で、ナルニアの女王が、エドマンドにさしだす不思議なお菓子がこれだったんですね~
和三盆のような、粉雪のようなお砂糖の中にバラとレモンの香りのジェリーがくるまれています。
たしかに食べだしたら止まりません。(写真におさめようと思った時には残り6個になっていました(笑)

ただ瀬田貞二さんの訳では、このお菓子を「プリン」としてあって、物語の中では「ターキッシュ・ディライト」という言葉は見当たりませんが、瀬田さんの後書きで、
―なじみのない品物、たとえばターキッシュ・ディライトという菓子などは、ことさらにまったくちがったプリンに移しかえたことがある点は、ことわっておきましょう。―
と書いています。
ぜひ「ナルニア国ものがたり」の映画を見てみたいと思っています^^
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by angelglobe | 2008-08-22 22:14 | ライブラリー