ブ ナ ②
2006年 10月 16日
*二枚目の写真の手前の木はブナじゃありませんね。
先週末は、秋の好天にウズウズとしてしまい、両日とも山歩き。
土曜日は、ちょっと遠方だったので早朝から出発しましたが、日曜日は、さすがに掃除洗濯を済ませてから、石川県と富山県の県境にある奥医王まで行って、息を吹き返してきました(笑)
どちらにも『クマが出没しますから注意してください』と大きな看板が立っていました。
幸い、紅葉には早いけれど秋のハイキングの人たちがチラホラといて安心しながらも一人になったら、歌を歌ったり・・独り言を言ったり・・(笑)
本当は鈴など音の出るものを身に付けておくべきだったのですが、すっかり出がけに忘れていました。
山歩きを軽く見てはいけないですね。
木々に育まれた草花を見ながらゆっくり(時々ゼーゼー)と山道を登りながら、小説家の田中澄江さんが、たしか『一歩前に花があるから、そこまで歩いて行ける』と山登りについて、どこかに書いていたのを思い出していました。
いえ、私のは登山とは、もちろん言えませんですよ・・・
私が精神世界に惹かれるようになったのは、新聞にカラーで掲載された白神山のブナの原生林の写真が始まりでした。
まるでその時間が止まったかのように、そして内側から何かがこみ上げてくるように涙が溢れ出してくるのです。
写真でしたが、ブナの癒しの力をそのときから信じるようになりました。
ブナという木は、春の芽出しの頃、一番最後に芽吹くそうです。
その足元に育つ草花にじゅうぶん春の日差しが降り注ぐのを待ってから葉をほころばせていきます。
自然の懐に帰ると、取るに足らないちっぽけな事にクヨクヨしている自分が限りなく小さく感じました。
by angelglobe
| 2006-10-16 22:28
| 美しい地球